こんばんは。YSKNです。
前回のエントリーでの予告通り、Firewire関連に関する話題について書いちゃおうと思います。
まずは「そもそもFirewireって何?」ってひとの為に参考サイトを下記にリンクしちゃいます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/IEEE_1394http://e-words.jp/w/FireWire.html非常に簡単に説明するとパソコンと周辺機器を接続する為のポートです。
当時のアップルコンピュータが中心に開発したのでけっこう古いMacからFirewireポートが搭載されています。1999年のPower Macintosh G3 (Blue & White)と2000年のPowerBook G3 (FireWire)のモデルからですね。2ポート付属していました。両機種共にPCスロットカードの拡張ができる機種だったのでさらにポートを増やす事も可能でした。
でもこのFirewireポートのすごいところがMacにはポートがちゃんと付いているのにも関わらず、Mac OSのサポートは9.0.4以降でした。Firewireポートを搭載して発売されたMacのOSは8.6とかで、正式にはサポートされてないままくっつけて発売しちゃった当時のアップルコンピュータは今思うと男らしい。
こんなエピソードまであるインターフェイスなんです。そのせいもあってか、MacユーザーでFirewireに対して愛着を持っている人も居るのではないかなと。
そんで肝心の性能ですが、はっきりいってUSBより転送速度が速いです。正直。
理論値上では以下の通りですが、実際のデータ転送時間はFWの方が早いです。
※現在の一般的なFWとUSBの転送速度の理論値※
Firewire 400Mbps
USB 2.0 480Mbps
かといってUSB2.0の実転送速度が極端に低い訳ではないので
2008年現在では最も普及しているインターフェイスだと思います。
本当かどうかは知りませんが、USBの方が部品代が安いのも要因だとか。
そしてやっと本題に入るのですが、
僕が”何故Firewireポートがないと困るか”について書こうと思います。
Macを使って趣味で音楽制作というかDTMというか作曲というか録音というか、ド下手の横好きレベルで行っているのです。数少ない僕の明確な趣味です。
それで超下手くそな自分の演奏を高音質で録音する為にオーディオインターフェイスをFirewireで接続しているのです。そして録音データの保存と編集用に使う外付けHDDもFWで接続しています。新しいMacbookを買ってもFWポートがないので今使っている2種類の機材が使えなくなってしまいます。だから困るのです。
FWの機器からUSBの機器に買い換えも検討しましたが、USB接続のオーディオインターフェイスはPCのCPUに負荷がかかる上に、たいていUSB1.1の速度でしか動作しない機器がほとんどらしいのです。つまり転送速度が遅いので一度に録音できるトラック数が少なくなり、しかも録音する時の音質を上げると動作が不安定になる事があるなど、USB接続のオーディオインターフェイスに買い換えるメリットがほとんどないのです。外付けHDDに関してもほぼ同様の理由でUSBタイプに買い換えるメリットはあまりないです。最近のHDDは大容量で安いってのは良いですけどね……。
だから新しいMacにFirewireポートがないと困るのです。
ついでになんでオーディオインターフェイスや外付けHDDを使うのかも簡単に説明しちゃいます。
1.オーディオインターフェイスをなぜ使うのか
・MacとかPCについている音声入力端子にギターとかマイクを繋いで録音する事も可能ですが、オーディオインターフェイスを通して録音した方が音質が良いから。
・機器の性能によってかなりバラツキはありますが、一度に何種類もの楽器を録音できる。ドラムとか音が出る部分がたくさんある楽器とかバンドの一発録りもできちゃいます。僕はあまりやる機会はなさそうですが。
・いろいろな意味での自己満足。
2.外付けHDDをなぜ使うのか
・一応、Macの内蔵HDDにそのまま録音する事は可能です。しかし、ひとつのHDD内にOSのプログラムが動いていて、録音するソフトのプログラムが動いていて、さらに別の部分に新しく録音データを保存したり編集しようとしたりするのでHDD内が大忙しになってしまうのです。
・HDDはデータを保存している円盤が中でグルグル回転していて、回転速度もそれぞれ変わります。ノートPCとかだと4200回転、5400回転、7200回転のどれかが使われている事が多いのですが、回転速度が遅いとどんなに良いプレイを録音していたとしても、「HDDの回転速度が遅いです」とかアラートが出てきて録音がストップされたりします。これってけっこう深刻なんです。個人的に”今、珍しく良い演奏できる!!?”とか思っても途中で録音が止まったりするともう一日のやる気がなくなります。
・それでデータの場所を分けたり、回転速度が早いHDDや転送速度が安定して尚かつCPUへの負荷がUSB機器よりも軽いFirewire接続の外付けHDDも必要なんです。
っていうか、「簡単に」とか書いておきながら長文になってしまいました。ごめんなさい。
あと”Firewire信者”とか前回書いておきながら、冷静に考えてみると大げさすぎましたね。”Firewire好きですが、何か?”程度でした。ごめんなさい。
それから話は少し変わりますが、他にもFirewireは800Mbpsの転送速度に対応していたり、3200Mbpsに対応するFirewireポートを実用化に向けてがんばってるとかいないとか。USBに関しては3.0の規格を開発中で、2.0の10倍以上の転送速度になるらしいです。世の中の進歩・進化というのはすごいですよね。僕なんて今から10倍以上になれる事柄なんてあまり思い浮かびませんし。あ、収入が10倍とかになったら最高ですね。みんなそうだろうけれど。
さて、次回のブログ更新はwafflesの大野恭子氏の弾き語りライブに関して書くと思われます。たぶん。
[0回]