僕は遠出が嫌いです。
でも遠出しちゃいました。
東京から京都まで。
だってASKA@個人的人間国宝が平安神宮 月夜の宴に出るんだもん。
もうだいたいTwitterで書いちゃったんですけど一応ブログにも書いておこうかと……。
会場の平安神宮に着いたのは開場の18時を少し過ぎた時。
平安神宮前はひとで溢れていました。
イベントのHPには18時半開始、20時半終演と書いてありました。
きっと場所の使用時間がとても厳しく設定されていたのではないかと思われます。
でも入り口が狭く、なかなか全員は席に着けずにいました。
そんな中で18時半オンタイムでイベントがはじまりました。
最初はkokua(武部聡志、スガシカオ、小倉博和、根岸孝旨、屋敷豪太、MATARO、清水俊也から成る今回のイベントのハウスバンド的な存在。Bank Bandみたいな感じですかね。敬称略ですいません。)でオーバーチュア的なインストを演奏した後に「Progress」を演奏。この曲はスガシカオさん名義だと勘違いしていたのですが、kokua名義だったのですね。聞き覚えのある良い曲だなと思い聴いていました。
そしたらスガシカオさんはすぐにmiwaさんを呼び、スガシカオさんの「愛について」をデュエット。miwaさんを一目見た感想は”ちっちゃ!?”でした。すごく背が低い女の子で今年の3月にデビューしたばかりとの事。背は低くても歌はけっこうしっかりしていました。尾崎豊さんの「僕が僕であるために」のカバー(映画の主題歌?になっていたらしいですよ)もしっかり歌っていました。最後は自身のデビュー曲で〆。アニメのBLEACHのオープニング曲を歌っているのを知っていたのですが、その曲は演奏されませんでした。でも今回は存在を世の中に知ってもらうためのライブだったような気がします。
ゲスト二組目はCoccoさん。
一曲目はヒット曲「強く儚い者たち」
やっぱりヒット曲ってすごいですね。観客が一気にスタンディング。
二曲目は最新シングルでイントロの掛け声がかなり気合入っていました。
三曲目はヒット曲の「樹海の糸」
実はCoccoさんの曲の中で「樹海の糸」がいちばん好きな曲だったので生で聴けて嬉しかったです。リリースされてから10年ぐらい経っていると思うのですが歌声は当時と変わらずきれいでした。
ここでスガシカオさんが再登場。
シークレットゲストが発表されました。
予想外にKANさん。
しかも場所が平安神宮という事もあってか、神主さんのコスプレをして登場していました。靴から帽子みたいなものまで完全コスプレ。シャクも持っていました。
もう一人のゲストのASKAさんと最近共演されていたのでまさか「予定どおりに偶然に」も演奏しちゃうのかな? と期待したのですが、自身のヒット曲「愛は勝つ」と「プロポーズ」という曲を演奏して終了。
最後のゲストASKA@個人的人間国宝がステージに。
スガシカオさんとKANさんがめちゃくちゃASKAさんを持ち上げてました。
それこそ国宝級に持ち上げてました。
そして演奏が始まる……。
僕よりも年齢が上のひとだとイントロで何の曲かだいたい分かってしまうぐらい有名な曲。「はじまりはいつも雨」
イントロだけで初めて会場に拍手が起こりました。そしてワンコーラス歌い終えた後の間奏でも拍手。そして曲が終わった時にも拍手。もう20年前のヒット曲とは言ってもミリオンセラーの曲はハンパない。マジですごい。
そして二曲目は「C-46」
2001年のCHAGE and ASKAのシングル曲。
リリース当時はチャゲアスブームも終焉を迎えていて、今も覚えているひとはファンぐらいでしょう。でも当時は飯島愛さんの自伝「プラトニックセックス」が映画化されてその挿入歌に「From Silence」というインストルメンタルが使われているのですが、「From Silence」は「C-46」のインストバージョンなんですね。最近でもたまにテレビのBGMで「From Silence」が流れてきたことがあり、驚いたりしています。この曲はASKA最新アルバム『君の知らない君の歌』にもセルフカバーとして収録されています。
この日の演奏では武部聡志さんがピアノでワンコーラス分演奏した後にフルコーラス演奏されました。
三曲目はアルバム『never end』収録の「月が近づけば少しはましだろう」
月夜の宴ということで選曲されたと思われます。
相変わらず叫んでいました。
出演者の中でもボーカルの存在感が飛び抜けていました。
スガシカオさんがギターで参加していましたが、ボーカルが凄すぎて空気でした。
四曲目はCHAGE and ASKAのヒット曲「めぐり逢い」
この曲もミリオンセラーですね。
最初のAメロをスガシカオさん、二番目のAメロをASKAさん、Bメロをふたりで、といくはずだったらしいのですが、ASKAさんが歌詞を間違えたのか歌えていなくて、ASKAさん自ら演奏を中断。自分の歌なのに歌えてないとかダメだとかそんなことを仰っていたのですが、それに対してスガシカオさんは、「良かったー! (間違ったの)俺じゃなくて。殺されるかと思ったー!!」と仰っていました。スガさんはASKAさんに対してどんだけ怖いイメージを持っているんだろうかと僕は思いました。
リテイクは最後までうまくいっていました。
すごかった。
そしたら「めぐり逢い」を最後にASKAさんだけでなく、kokua全員がステージを後に。会場はもう終わりなの? という雰囲気とスガシカオさん(kokua)のステージは無いのかという感じでアンコールを期待する拍手。割とすぐにkokuaのメンバーが登場。
スガシカオさんがあまり自分が歌っていないので歌っていいですか? と会場を煽ってヒット曲「午後のパレード」を演奏。めちゃくちゃ盛り上がっていました。スガシカオさんのファンはやっとキタ!って感じだったんだと思います。スガシカオさんと小倉博和さんのギター合戦も良かったと思います。
続けてあと2曲ぐらい演奏するのかなと思ったら、ゲストを全員読んでラスト。
曲はスガシカオさんがSMAPに詩を提供した「夜空ノムコウ」
一番は男性陣、二番は女性陣、サビは全員で歌っていました。たぶん。
これもまたヒット曲の持つパワーを感じましたね。
やっぱヒット曲ってすごいよ。マジで。
ほぼ2時間でコンパクトなイベントでしたが、かなりバランスを考えられた良いイベントだったと思います。歌い手もそれぞれ良いですし、ヒット曲も散りばめられていましたし、何よりバンドがプロフェッショナルで誰の曲を演奏してもオリジナルのイメージを壊さない程度にアレンジされていて良かったです。(武部聡志さんがリーダーらしいので当たり前といえば当たり前かもしれないですが……。)
欲を言うと3時間ぐらいあっても良いんじゃないかと思いましたが、きっと八分目ぐらいが丁度いいって事なんだろうと思い、会場を後にしました。
以上です。
良い遠出をしました。
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