ご無沙汰しています。
YSKNです。
10月17日に発売されたASKA@個人的人間国宝の7年ぶりのオリジナルアルバム『SCRAMBLE』の感想を書いていきたいと思います。
7年間も何をやっていたの?
まず、特にASKAを追いかけていない人が7年ぶりのオリジナルアルバム発売って
外タレか!?って突っ込みたくなるかと思いますが、この期間は何もやっていなかったわけではなく、ずっとレコーディングとコンサート活動を続けて、セルフカバー・アルバムやスタンダード・ナンバーのカバー・アルバムをリリースされていました。
▼CDアルバム:2011/12/7 BOOKEND
2010/11/3 君の知らない君の歌
2010/2/10 12
2009/11/25 STANDARD
▼CDシングル:2009/2/25 あなたが泣くことはない
2008/10/1 UNI-VERSE
▼配信限定ライブ音源:2011/6/1 ASKA CONCERT TOUR 10>>11 FACES
2008/11/1 ASKA SYMPHONIC CONCERT TOUR 2008 “SCENE"at The Bay(Singapore)
▼配信限定シングル:2012/3/16 木綿のハンカチーフ
2012/1/21 歌の中には不自由がない
2011/10/8 旅人よ
2011/7/30 巴里にひとり
2011/4/22 廃墟の鳩
2011/4/15 上を向いて歩こう
▼映像作品(DVD/Blu-ray):2011/6/1 ASKA CONCERT TOUR 10>>11 FACES
2010/3/24 ASKA THE MELODY YOU HEARD THAT NIGHT 昭和が見ていたクリスマス
2009/11/25 ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK
2009/2/25 ASKA SYMPHONIC CONCERT TOUR 2008 "SCENE"
ご覧の通りリリース自体はけっこうしていますし、コンサートツアーもけっこうやっていました。オリジナルアルバムではないにしろ、新曲はシングルや配信限定でリリースされていたのですが、7年という月日はファンを焦らすには十分過ぎる期間でした……。
そんな中でついにオリジナル・アルバムのリリース日が発表された時は嬉しい気持ちもありつつも本当に発売されるのかと心配になったファンも少なくないと思います。でも発売されました。
アルバム『SCRAMBLE』の感想
リリース前にプロモーション用の動画がリリースされていました。それがこれです。
>ASKA NEW ALBUM「SCRAMBLE」 2012.10.17 OUT
この動画で流れている曲は「いろんな人が歌ってきたように」というタイトルです。これだけでニュー・アルバムがASKAソロ史上(僕の中で)最高傑作になるのではないかという予感がしました。アルバムタイトル曲すら聴いていないのに。
そこで実際に聴いてみると、僕の予感は的中しました。あくまで僕の中ではASKAソロ史上最高傑作のアルバムです。
シングルなどで発表済みの楽曲を除くと「いろんな人が歌ってきたように」の穏やかさと力強さの中でゆれるに非常に惹かれました。そして
2010年2月のコンサートのアンコールで歌詞が未完の状態で発表された曲「僕の来た道」にはBabyfaceのアンプラグドライブのようなリッチでドラマチックな構成に深い満足感を得ました。楽曲の構成や録音の完成度の高さなどは当然ですが、揺るぎないASKAの音楽が『SCRAMBLE』に明確に刻まれているのを感じたのです。
ミュージシャンに限った話ではありませんが、自分のスタイルを模索したり、今までとは違った事をやりたい、といった理由で今までにない奇をてらった物をパッケージングしたりする事がありますが、このアルバムにはASKAの人生というか、音楽の答えが出たように感じました。
1曲目から最後まで通して聴けるアルバムというのは単純な音楽的嗜好だけではなく、1曲1曲のクオリティと曲順、そして、例え後付けだろうと関係なく感じられるアルバム全体のコンセプトがポイントになっていると思います。ASKAの音楽の答え、それがアルバム『SCRAMBLE』なのではないかと。大げさかな。
『SCRAMBLE』詳細情報
『SCRAMBLE』特設ページ:
http://scramble.chage-aska.net/「音楽」(CD)、映像(Blu-ray)、「写真」(PICTURE BOOK)で魅せるASKAニューアルバム。
2012.10.17 リリース / POCS-22020 ¥4,500(tax-in)
[仕様]CD / Blu-ray / PICTURE BOOK / 特殊パッケージ
▼収録曲:
01. UNI-VERSE (Album Mix)
02. いろんな人が歌ってきたように
03. 朝をありがとう
04. L&R (Album Mix)
05. どんなことがあっても
06. SCRAMBLE
07. 歌の中には不自由がない
08. あなたが泣くことはない
09. 水ゆるく流れ
10. 僕の来た道
ASKA
ユニバーサル シグマ (2012-10-17)
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正直な話し、「朝をありがとう」のシンセサイザーの音色はぜんぜん好みじゃないのですが、アルバムを
全て通して聴くと、最後には今までにない満足感を得られるのがこのアルバムのすごいところだと思います。(ちなみに今日『SCRAMBLE』が届いたのですが、既にCDで2週、iTunesのApple Losslessフォーマットで2週聴きました。)グレートなアルバムを手にしてしまったなと。
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