某所でASKAのライフタイムベスト『12』が音割れするとか言われているようです。中でも『12』収録の「PRIDE」の音割れがひどいとか書かれていたので今じっくり改めて聴いているのですが、特に問題ないと思います。
ちなみに試聴環境は下記の3通りです。
・音源のフォーマット:Apple Lossless(共通)
・DAP;iPhone
・イヤフォン:shure scl5
・DAP;iPhone
・ヘッドフォン:shure srh840
・再生本体:iMac
・オーディオインターフェイス:edirol fa-66
・スピーカー:sony sms-1p
「PRIDE」に関してボーカルに音割れがあると言われているのですが、僕はそうは感じません。ASKAの最近の歌いかたが強弱が大きすぎるので、一気にボーカルのボリュームが減衰した時の声がノイズに聴こえるのではないかと。
あとは大きな声でビブラートをかけると録音レベルの関係でナチュラルにオーバードライブがかかったような印象にもなりますけど、それはASKAのゲインが高すぎるってことじゃないかと。僕には心地よい歪みに聴こえるのでノイズではないのです。歪むか歪まないかギリギリの音で録音すると心地よいですよね。
更に『12』収録の「PRIDE」に関して書くのであれば、ピアノやドラムをマイク録音時に出ることがある共振(共鳴)時に起こるノイズが聴こえます。ピアノの音自体は割れていないので録音レベルも適性だと思います。
しかし昨今の録音技術であればノイズは限りなく抑えて録音することができるはずだし、めんどうだろうけどProToolsとか、もしくはマスタリング時にノイズをカットすることも可能なのではないかなと思います。
それであえてノイズが聴こえたままCDをプレスして発売しているということであれば制作者側が意図的に入れたか、それをあえて残したと考えるのが妥当ではないかと。リリースまで時間がなくて手を加える時間がない、ノイズも音楽の味のひとつ、という場合もあったのかもしれませんが。
古いレコード、古いクラシックのピアノのレコードではもっとノイズはひどいことがありますし、特に気にならないです。個人的に1960〜1970年代の音楽が好きなので、最近の綺麗すぎてまとまり過ぎて深みが感じられない一部のレコードよりは断然好きです。
受け止め方や聴き方、聴く環境はひとそれぞれですが、僕はASKAの『12』収録の「PRIDE」に関してはこういった考えです。なんらかのグループならあるていどまとまっていたほうが良いでしょうけど音楽リスナーはばらばらですから答えはひとそれぞれにあって良い。と思うのです。それで討論するのも一興。それを見るのも一興。
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