ある夜、眠れなくて少しむしゃくしゃしてポチった物が届きました。
SHURE初のヘッドフォンシリーズで最上位モデルSRH840です。
これですね。
SHURE SRH840昨年夏に製品が発表されて日本でいつ発売されるのだろうかと待ち焦がれ、11月末に日本で発売されるも諸事情で買えなかったのですが、マンションの更新手続きを終えたのでついに購入しました。
あ、諸事情書いちゃった。で、shureのscl5を持っているのになんでリスニング用ではなくモニターヘッドフォンを買ったかというと、単純に自宅で使えるものが欲しかったから、です。
ストラップ部分にコードを通せるカバンを使っていて、今scl5をそのカバンに入れている状態です。それで自宅で音楽を聴く時にわざわざカバンから取り出すのがめんどうだったので、別途欲しいなと思っていました。そしてインイヤー(カナル)タイプだと長時間耳の奥に異物を突っ込んでいる状態になるので手軽に使えるヘッドフォンタイプが良いなと思っていろいろとお手頃で僕の好みのヘッドフォンを探していました。
去年から某ヨドバシカメラとか某ビックカメラや某appleストアで10個ぐらい5万円以内のヘッドフォンを試聴させて頂いたのですが、どうしても僕の好みの物は無く、迷っていたところに出てきたのがSHURE初のヘッドフォンだったのです。
shureなら過去にE5cを使用し、現在使用しているscl5の音が好きだったのでかなり期待しました。そこで先日都内某所でSRH840を試聴したのですが、あまりに周りがうるさすぎて満足できる試聴はできませんでした。
しかし、そこは僕の持ち前の想像聴力(きっと静かな場所であれば良い音になるだろう)とshureへの信頼でSRH840を買ってしまったのです。
で、実際に今聴いているのですが、インイヤー(カナル)タイプのscl5と比べるとヘッドフォンは耳の外側で鳴っているのでパワーは落ちるように聴こえますが、鳴らす部分のサイズが大きいので余裕をもって鳴っている感じがします。僕はオーディオマニアではないのでスペックがこうだからどう聴こえるとかは書けませんが、良い感じです。
1950〜2000年代までの音楽を少しずつつまみ聴いているのですが、だいたいどれも良いですね。古い音源になると雑音までもがいとおしく感じます。しかし、e5cやscl5と同様に粗探しもできます。
そしてリバーブ、ディレイ、コーラスなどのエフェクターは最近の音楽のほうが緻密に感じますね。これは機材の質が上がったのもありつつ、ミュージシャンやエンジニアのエフェクターの使い方がうまくなっているからなのかな。僕の勝手な思い込みだろうけど1音1音に制作者の趣味趣向や込められた意味を感じてしまうのです。
そして
先日録音した自作曲を聴いてみたところ、scl5と比べるとずいぶんと聴きやすく感じます。リバーブ、コンプレッサー、秘密のエフェクトも割と控えめに聴こえます。
自作曲↓
http://web.me.com/yskn/yskndemo/20100214.htmlイヤフォンとヘッドフォンを比べるのはあまり参考にならないかもしれませんが、scl5よりもsrh840のほうが全体的に聴きやすい音な気がします。長い間聴き続けていけば印象もかわるかもしれませんが、自分の視野というか聴き方が広がって良い買い物をしたなと思いました。
モニターではなくリスニング用のヘッドフォンで5万円以上出せば良いものはたくさんあると思いますが、安くて良い音で聴きたいということであればshure srh840を購入の選択肢に入れても良いと思います。
あとイヤパッドが1セット付いてくるのも良いですね。きっとヘヴィーユーザーはすぐにヘタっちゃうと思うので。
追伸
ASKA『12』収録の「pride」のバスドラの音がグッときた。
※関連記事※
SHURE E5cが修理から返ってくる土曜日
http://yskn.blog.shinobi.jp/Entry/233/新しいイヤフォンが欲しい今日この頃
http://yskn.blog.shinobi.jp/Entry/222/追伸的備考:
僕のiTunesライブラリはほとんどApple Losslessフォーマットです。
MP3とか他のフォーマットではどう聴こえるのかは試していません。
[1回]