何故に毒薬だったのだろうか。

なんかさ、一昔前、というか1990年代とかかな？　世の中の歌はほとんどがラブソングばかりだ、なんてことを言われていたじゃない？　そんでそれにだいたい同意していたんだけれども、最近はちょっと違うかなって思ってきたんすよ。

広義で”何らかのラブ”ソングになるのかもしれないんだけどさ、最近、尊敬しているだの感謝しているだの、すげーできた人間っぽい考えを何も包み隠さず誰にでもわかりやすいような表現の詩が増えているような気がするわけ。別に悪いことじゃないんだけどさ、なんか気持ち悪いんだよね。俺、大人だし感謝の心忘れねー的なきれいごとが多くてさ。

そんなことを思ったりしても、誰にも言わなければ書かなければ何も起こらないんだけど、思っていることをこう書いたりすると、お前の考えは間違っているとか偏っているとか叩かれるのが今という時代なんですね。わかります。