12月18日に行われたASKA@個人的人間国宝のクリスマスコンサート「昭和が見ていたクリスマス」に関する記事を書いたところ、忍者ブログの拍手機能経由でコメントをいくつか頂きました。
**書いたエントリー****************
ASKA「昭和が見ていたクリスマス」激しくネタバレ。
http://yskn.blog.shinobi.jp/Entry/634/今夜はこれにて……。の続き。
http://yskn.blog.shinobi.jp/Entry/637/気が向いているので続きを書いています。
http://yskn.blog.shinobi.jp/Entry/638/**************************
真面目に書くと疲れるので僕は本当はこのままフェイドアウトしようと思っていたのですが、驚くべきことに拍手機能のコメント経由で続きを書いて欲しいという要望を頂いたので書くことにしました。
で、本題。
・アレンジから想像する各ミュージシャンの感情
今回のコンサートは通常のコンサートツアーとは異なり、ニューハードスペシャルというビッグバンドで、指揮・編曲は藤野浩一氏でした。(エンディングの映像のクレジットには澤近氏も編曲と記載されていました) 僕は偏っているので藤野氏のことは詳しくは存じ上げないのですが、コンサートでも演奏された曲のオリジナルシンガーである坂本九氏や由紀さおり氏とも仕事をしていたとステージで紹介されていました。通常のコンサートではその他のミュージシャンの紹介は基本的にされていませんでした。
ドラム、パーカッション、ピアノ、ギター、ホーン、ストリングス、コーラス、客席からは気付かなかったのですが、ピアノとは別にキーボードのかたも参加されていたようです。正確に何人がステージで演奏されていたのかはわかりませんが、30〜40名ほどはいらっしゃったのではないかと思います。
ビッグバンドはcreamなどのトリオバンドが即興演奏を行うのとは完全に別物だと言えるでしょう。大人数になればなるほどルールが重要になると思います。creamのように突然ひとりが演奏を止めたら他のふたりが演奏を止めるだろうかと試したり(仲が悪かったからだろうけど)……そんな自分勝手なことは許されることはない、というよりはそんなことするはずがないバンドだったと思います。
そんな中で編曲(アレンジ)からどうして各ミュージシャンの感情を想像するのかという、冷静に考えると頭の中身がぶっ飛んでいるひとと思われても仕方がないことをこれから書こうと思います。
と、思ったのですが、書いていてあまりにもファンタジー過ぎてブログにアップできません。とても公開できません。
とりあえず、とても簡単に書くと、アンサンブルの中で少しずつ出てくるひとそれぞれの演奏が良かったってことです。
精神的なことを書くとあまりにも痛すぎて仕方がありません。冷静になればなるほど気持ち悪いことを書いてしまったと思い、消しました。とりあえず、自重しました。このテーマはこれで終了します。
で、次。
・MCから察する現在のASKAの気持ち
まず、2008年のASKA氏の発言などを振り返ってみましょう。
2008年4月に行われたファンクラブ会員限定のシンフォニックコンサートのプレビュー公演でCHAGE and ASKAとしてリリースしている「砂時計のくびれた場所」と「SAY YES」を演奏したり、30周年はチャゲアスのツアーやるけどそれ以降はチャゲアスの活動は少なくなるといったことを発言していて、解散フラグと感じました。
↓その時に書いたエントリー
4月10から13日のにっき
http://yskn.blog.shinobi.jp/Entry/236/さらに、2008年夏に行われたapbankフェスにASKAソロで出演し、CHAGE and ASKAとしてリリースしている「PRIDE」と「YAH YAH YAH」を演奏したり、今までソロでチャゲアスの曲を演奏することがほとんどなかったので不安は更に煽られました。
2008年の9月に、運良くASKA氏が出演するMusic Loversのテレビ収録に参加できたのですが、収録終了後にASKA本人の口から来年はチャゲアスはできないかもしれないって言っていました。もうこの時点でファンは不安な気持ちでいっぱいで中には収録スタジオで涙を流すファンもいました。もちろんASKA氏本人もとても苦しそうに言いにくそうに言っていました。
↓関連エントリー。藤原紀香すげーとしか書いてないけど。
生「藤原紀香」に驚愕してみた
http://yskn.blog.shinobi.jp/Entry/305/そして10月のシンフォニックコンサートの時は本当に苦しそうに歌を歌い、来年はチャゲアスの30周年は無いということを考えながら話をしていたように見えました。命を削って絞り出すように歌っているように感じました。
でも今年は去年とは違いました。今年の春から夏にかけて行われたコンサートツアーWALKでは無期限活動中止と発表して吹っ切れたのか、2008年と比べるとずいぶんと精神的によさそうに思えました。CHAGE氏の話もしていましたし。
↓その時のことは当時のエントリーをご参照ください。
ASKA CONCERT TOUR 2009 "WALK" NHKホール 6月25日
http://yskn.blog.shinobi.jp/Entry/517/そして、12月「昭和が見ていたクリスマス」ではかなりの上機嫌でした。アンコールで「YAH YAH YAH」を演奏する前には「みんなには見えないかもしれないけれど隣にはあいつが居る」みたいなことを発言したりしていました。以前のような危険な雰囲気はなくて、とにかく楽しそう。隣に居ないから楽しかったのかもしれませんが、去年と比べたらすごい違いですね。デビュー35周年の時に調子よく5年遅れで30周年記念やりに来ましたーとか、コンサートツアーで言っていそうな雰囲気です。まぁ、そのほうがファンとしては嬉しいけれど。
とにかく、今のASKA氏は前向きになっていると思います。「昭和が見ていたクリスマス」に参加されたひとはだいたいみんなそう感じているのではないかと思います。あとは、オリジナルアルバムが早く発売されたら嬉しいです。あと「昭和が見ていたクリスマス」のDVD化もして欲しいです。ライブCDでも良いし、シンフォニックコンサートのシンガポール公演みたいにiTunes Store限定発売でも良いので是非リリースを!
と、思っていたら2月発売予定のセルフカバーアルバムのタイトルが決まっていたようです。
**以下、抜粋************
2010年2月10日リリース予定
ASKAライフタイムベストソングスのタイトルが決まりました。
タイトル 『12 (トゥエルブ)』
UMCK-1347 ¥3,000(税込)
<収録予定曲>
はじまりはいつも雨/LOVE SONG/恋人はワイン色/DO YA DO/WALK/PRIDE/天気予報の恋人/風のライオン/君が愛を語れ/伝わりますか/月が近づけば少しはましだろう/お・や・す・み
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コンサートで区切りは10じゃなくて12じゃないかと思っているとか言っていたので収録曲も12曲で『12』というタイトルにしたのでしょうか。何気にシングル曲が先頭の5曲だけというのが自分の趣味に走っている感じがして良いですね。好きな曲がどう変わるのかとても楽しみです。
なんか、かなり長くなってしまったので、このあたりで適当に〆ます。
追伸。この選曲を見ると、どうしてもCHAGE氏がデビュー19年目にしてソロ活動を開始した1998年にリリースしたベストアルバム『CHAGE BEST SONGS/PROLOGUE』(セルフカバーではありませんが)を思い出してしまいます。アルバム最後の曲を初期のバラードを持ってきているあたりとか、ファンがある程度喜びそうな選曲なのも似ている気がします。[4回]